英語の長文読解のコツ。5つのステップ

海外のメンバーと仕事をしていると避けて通れないのが英語の長文。

午後に届いた100ページを超える英文資料を数時間のうちに読んで、日本人上司に明日の朝一で報告、海外ベンダーや取引先との数十ページの英文契約文書の内容のレビューをして、論点を理解した上での交渉、英文文献やニュースのリサーチなどなど。

TOEICのPart 7なんて比にはならない英語の長文を短時間で読むことが求められるシーンがある方も多いはず。

今回は、教科書や文献の学習法として欧米では広く知られている”SQ3R”をご紹介します。

SQ3Rとは?

SQ3Rとは、Survey(概要をつかむ)、Question(質問)、Read(読む)、Recite(要約)、Review(まとめる)の頭文字をとったものです。

文献 等を効果的に深く理解するために、1946年に心理学者のFrancis P. Robinsonが著書 ”Effective Study”で紹介した方法論です。

これ以降に紹介されている読解の方法論のほとんどはこのSQ3Rに基づいているそうです。

それでは、SQ3Rのステップをご紹介します。

Step 1: Survey

まずは、資料、文献の概要をつかみます。

タイトル、目次、見出し、図・表、結論などを読み、大体の内容をつかみます。但し、この時には中身は読まないようにしましょう。

このステップにかける時間の目安は3~5分くらいです。

Step 2:Question

文章の概要をつかんだら、次は”Question”です。

文章の内容を読み始める前に、各章の見出しやサブタイトルなどから質問を作成します。

例えば、
”この章は何について書こうとしているのか?”
”この章はどの様な問い・課題に応えようとしているのか?”
”この章で既に私が知っている情報は何で、知らない情報は何か?”
と言った具合です。

このステップにかける時間の目安もSurveyと同じく3~5分くらいです。

Step 3:Read

Step 3はいよいよ、中身を読む”Read”です。

読むと言ってもただ読むだけではなく、Step 2の”Question”に対する回答を見つけながら読みすすめることを意識してください。

最初のうちは、質問に対する回答をメモしながら読み進めるのも効果的です。

このステップでは特に時間を気にせず、自分のペースで読んでOKです。

Step 4:Recite

Step 4は”Recite” (要約)です。自分の言葉で、読んだ内容をまとめるステップです。

各章ごとに重要なポイントをまとめ、Step 2の質問に答えられるようにしましょう。

口頭、もしくは、文書で自分の言葉でまとめてみましょう。自分の言葉に直すことで記憶にも長く残る効果があるそうですよ!

人にこの本の内容を説明するとしたら、どの様に説明するか?”を意識しながらまとめてみると効果的です。

Step 5:Review

最後のステップは、”Review”です。最後に全体を100語程度でまとめます。

この時にも自分の言葉でまとめることを忘れずに!

もし余裕があれば、内容を誰かに説明したり、誰かと議論することでより、理解が深まります。

さいごに

さて、いかがでしたでしょうか?ぜひ、会議資料や文献などで試してみてください!
(ただ、資料そのものの質が悪いとこのSQ3Rがとてもやりづらいのですが。。。)

練習してみたい!という方は、以下の論文などで実施してみてください。

The Future of Employment: How susceptible are jobs to computerisation?
Link: https://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/publications/view/1314

また、SQ3Rについてもう少し詳しく学びたい方は”Effective Study”を読んでみてください。

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